320列マルチディテクタCT装置


一番の特長は、広範囲(16cm)の撮影を可能とした320列面検出器を搭載していることです。
最多列検出器を搭載しているため、以前よりも検査時間が飛躍的に速くなっています。
当院は1mm間隔で画像化しており身体の内部を細かく検査することができます。
320列CTは、脳や心臓などの人間の主要臓器を1回転で撮影できるため、乳幼児や高齢者の方にも負担の少ない検査が可能となりました。
大腸CT
大腸CT検査は、内視鏡検査や注腸造影に次ぐ第3の精密検査と言われています。
炭酸ガスの注入によって大腸を拡張させ、CT撮影し画像処理することで大腸の3次元画像が簡単に得られます。
内視鏡が入りにくい方でも比較的苦痛が少なくスムーズに大腸を検査することができます。欧米では、CTを用いて大腸を診断することが一般化しており、大腸がん検診への応用が広まっています。
5mm程度のポリープは100%検出できると報告されています。バーチャル内視鏡画像やバーチャル注腸像、バーチャル大腸展開像で病変を検出することができます。


高速ヘリカルスキャンの実用化
320列CTは、従来のCT装置に比べ、高速な撮影が可能です。
全身撮影もわずか5秒という短時間で撮影可能です。
息止めが難しい患者さんや、じっとしていられない患者さんでも、高速に撮影を行うことによって、動きの影響の少ない鮮明な画像を提供することができます。


検査の注意事項
- 妊娠されている方もしくは妊娠されている可能性がある方は検査前に必ず申し出てください。
- 植込み型の心臓ペースメーカーや植込み型除細動器を使用している方は検査前に申し出てください。