重要なお知らせ

診療科別外来診療予定

〇 診療受付時間 月曜日~金曜日 午前8:30~11:30 (上記以外の外来診察受付時間)
〇 休診日 土曜日、日曜日、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)
休日、時間外の診療は急患室にて行っています。
ただし、12月30日、1月2日は診療日(土・日・振替休日の場合は休診)です。

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病院情報の公表(DPC) R2

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令和2年度 山形県立河北病院 病院指標


  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

 DPC対象病院である当院は、診療報酬請求とは別に診療報酬や診療情報等のデータを厚生労働省へ提出することが義務付けられております。この「病院情報の公表」は、これらのデータを元に全国で統一された病院指標を集計・公表するもので、当院ホームページ内の「医療の質の指標」と一致するものではありません。
DPC :診断群分類に基づく1日ごとの支払い方式
     (DPC/PDPS :Diagnosis Procedure Combination / Per-Diem Payment System)


集計条件等について

年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 13 10 41 53 99 247 321 379 181

※患者数が「10未満」のものは「‐(ハイフン)」で表示しております。 
 当院は山形県内でも、特に高齢化が進む西村山地区に位置し、急性期病棟、地域包括ケア病棟、緩和ケア病棟を有する、地域密着型の二次救急医療機関です。
 本調査の対象となる、令和2年度の退院患者数は1,348名、平均年齢は72.82歳でした。年齢階級別でみると、80歳台が最も多く、次いで70歳台で、70歳以上は全体の約65%以上を占めております。


診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 188 2.12 2.66 0.00% 68.26 -
050130xx9900xx 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 31 25.77 17.23 19.35% 86.42 -
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 19 33.95 20.51 42.11% 84.84 -
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 19 24.32 13.00 15.79% 81.79 -
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 18 11.17 9.53 5.56% 80.39 -

 内科では、大腸に発生したポリープの疾患が最も多く、内視鏡を用いてポリープを取り除く手術が行われております。おおむね1泊2日の短期間での入院治療が可能です。次いで心不全、誤嚥性肺炎、尿路感染症が多くなっており、これらの疾患は平均年齢が高く、入院期間が長くなる傾向にあります。急性期病棟にて治療後、病状が落ち着いた患者さんは地域包括ケア病棟へ転棟して頂くことも可能です。地域包括ケア病棟では、リハビリを中心に、在宅復帰に向けた診療に積極的に取り組んでおります。


外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
060150xx99xx0x 虫垂炎 手術なし 定義副傷病 なし 28 7.25 7.17 0.00% 36.89 -
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 16 10.50 9.08 0.00% 69.06 -
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 15 22.13 20.51 26.67% 87.47 -
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 14 8.21 4.86 0.00% 62.71 -
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1 なし 14 10.21 10.30 7.14% 64.07 -

 外科では、虫垂炎が最も多く、次いで腸閉塞(飲食物と消化液の流れが小腸や大腸で障害された状態)、誤嚥性肺炎、鼠経ヘルニア(お腹の筋肉の薄いところから腸などが押し出され、皮膚のところまで飛び出す疾患)、乳房の悪性腫瘍の症例が多くなっております。当院では消化器外科を専門とする医師が在籍しており、内科と連携を図りながら、がんを含む消化器系疾患の手術を行っております。また、乳腺の専門外来も行っており、診断から手術まで対応しております。


整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 31 41.23 25.09 9.68% 83.29 -
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 19 15.84 18.81 21.05% 76.00 -
160980xx99x0xx 骨盤損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 12 34.75 19.06 0.00% 83.17 -
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1 なし 12 11.42 12.87 0.00% 81.67 -
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 なし 11 3.55 5.18 0.00% 59.27 -

 整形外科では、股関節・大腿近位の骨折が最も多く、次いで胸椎、腰椎以下骨折損傷、骨盤損傷、前腕の骨折が多くなっております。治療内容は、手術を行わない保存療法、手術、リハビリテーションを行っております。特に、手術後の患者さんについては、地域包括ケアへ転棟し、リハビリテーションまで一貫した治療を行います。早期退院、在宅復帰を目指し多職種で連携し、入院診療に取り組んでおります。


泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 37 2.00 2.54 0.00% 72.16 -
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 14 15.43 13.00 0.00% 81.21 -
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 なし 10 8.40 7.13 0.00% 74.60 -
11013xxx04xxxx 下部尿路疾患 膀胱結石、異物摘出術 経尿道的手術等 - - 5.53 - - -
11012xxx99xxxx 上部尿路疾患 手術なし - - 6.64 - - -

※患者数が「10未満」のものは「‐(ハイフン)」で表示しております。
 泌尿器科では、前立腺がんの患者さんが最も多くなっております。前立腺がんの組織検査、膀胱がんの切除術については、クリニカルパス(入院患者さんの治療等をスケジュール的に表したもの)が作成されており、標準的な治療を行っております。
 また当院には、人工透析室(10床)を有しており、外来透析のみならず、入院中の透析も行っております。


初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数

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初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 14 - - - - 19 1 8
大腸癌 - - - - - 28 1 8
乳癌 - - 12 - - - 1 8
肺癌 - - - - - - 1 8
肝癌 - - - - - - 1

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
※患者数が「10未満」のものは「-(ハイフン)」で表示しております。
 患者数には、当院での手術、内視鏡的治療、化学療法での入院(複数回)に加え、他医療機関で手術後当院に転院され、療養を継続されている方も集計されております。胃がんのステージⅠが多いのは、早期がんに対し、内視鏡的粘膜切除あるいは粘膜下層剥離術を行ったためと考えられます。当院には、化学療法認定看護師、化学療法認定薬剤師が在籍しており、医師と多職種が連携し、チーム医療を実践しています。
 また、緩和ケア病棟も有しており、患者さん・ご家族の希望も考慮した診療を受けていただく事ができます。


成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 27 22.96 81.15
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -

※患者数が「10未満」のものは「-(ハイフン)」で表示しております。
 市中肺炎とは、病院以外の日常生活を送る中で罹患した肺炎のことです。
 重症度は、患者さんの「年齢(男性70歳以上、女性75歳以上)」、「腎臓の働きや脱水の状態」、「経皮的動脈血酸素飽和度(心臓から全身に運ばれる血液内に含まれる酸素の量)」、「肺炎に由来する意識障害の有無」、「収縮期血圧値」、「がんや免疫不全の有無」、「胸部レントゲン撮影の結果」から判別され、該当する項目数が多いほど重症と判断されます。平均年齢が上がると重症度は高く、入院期間が長くなる傾向があります。


脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 16 45.19 85.81 25.00%
その他 - - - -

※患者数が「10未満」のものは「-(ハイフン)」で表示しております。
 脳梗塞の入院は、発症されてから3日以内に入院される方が多くなっております。当院では患者さんの病状に合わせて、急性期病棟から地域包括ケア病棟へ転棟し、リハビリテーションを中心とした入院診療を受けていただくことができます。
 また、山形大学医学部附属病院や山形県立中央病院と協力体制をとり、重症の場合は三次救急医療機関へ転院していただき、急性期治療を受けた後、当院で入院診療を継続していただくことも可能です。医師・看護師・地域医療支援部が在宅復帰まで支援させていただきます。


診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 175 0.04 1.08 0.00% 68.17 -
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術) 14 1.00 8.00 0.00% 75.07 -
K6851 内視鏡的胆道結石除去術(胆道砕石術を伴うもの) 12 2.17 4.83 0.00% 80.42 -
K654 内視鏡的消化管止血術 11 2.82 27.64 18.18% 83.73 -
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル以上) - - - - - -

※患者数が「10未満」のものは「-(ハイフン)」で表示しております。
 内科では、内視鏡的大腸ポリープ切除術が最も多く、最短で1泊2日の短期入院で治療が可能です。その他にも胆管結石などによる狭窄・閉塞に対し、内視鏡的胆道結石除去術や内視鏡的胆道ステント留置術が多くなっております。


外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 20 1.00 5.20 0.00% 61.10 -
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 13 2.46 4.08 0.00% 61.23 -
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの) - - - - - -
K7193 結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術) - - - - - -
K7162 腸閉塞症手術(小腸切除術)(その他のもの) 等 - - - - - -

※患者数が「10未満」のものは「-(ハイフン)」で表示しております。
 外科の手術では、腹腔鏡下胆嚢摘出術(臍部に開けた小さな穴からおなかの中に内視鏡・腹腔鏡を入れ、テレビモニターを見ながら行う手術)が最も多く、次いでヘルニア手術が多くなっております。ヘルニア手術については急性期病棟で手術した件数が13件ですが、その他に地域包括ケア病棟で手術した症例が38件あり、外科で最も多い手術はヘルニア手術となっております。手術前には内科、放射線医師を交えた症例検討会を開き、手術適応、術式、問題点等を検討し、手術に臨んでおります。


整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 29 1.10 39.03 6.90% 82.83 -
K0821 人工関節置換術(膝) 13 1.31 30.15 0.00% 79.38 -
K0462 骨折観血的手術(前腕) 等 12 1.58 6.17 8.33% 58.08 -
K0811 人工骨頭挿入術(股) - - - - - -
K093 手根管開放手術 - - - - - -

※患者数が「10未満」のものは「-(ハイフン)」で表示しております。
 整形外科の手術では、骨折、外傷に対する緊急手術への対応、人工関節や手根管開放術等の予定手術への対応を行っております。また手術後には、地域包括ケア病棟へも転棟することができ、リハビリテーションを行いながら機能回復を目指し、在宅復帰に向けた診療に積極的に取り組んでおります。


泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 10 1.30 6.10 0.00% 74.60 -
K7981 膀胱結石摘出術(経尿道的手術) - - - - - -
K830 精巣摘出術 - - - - - -
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 - - - - - -
K7812 経尿道的尿路結石除去術(その他のもの) - - - - - -

※患者数が「10未満」のものは「-(ハイフン)」で表示しております。
 泌尿器科の手術では、早期膀胱がんに対する経尿道的治療が最も多くなっております。がんの進行度や、患者さんの併存疾患に応じ、山形大学医学部附属病院、山形県立中央病院、山形市立病院 済生館等と連携し、治療にあたっております。


その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症  同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -

※患者数が「10未満」のものは「-(ハイフン)」で表示しております。
 当院における合併症の発生件数は、いずれも10件未満で、発生率も大変低い値となっております。
 患者さん・ご家族へ治療や合併症の可能性など説明を行い、細心の注意をはらって治療にあたっておりますが、患者さんの状態や挿入したカテーテル等によって、まれに感染症などの合併症が生じてしまう事があります。
 様々な原因で全身状態が悪化するDIC(播種性血管内凝固症候群)や、敗血症を続発的に発症する場合もありますが、迅速な治療にて対応しております。
 医師指示の下、感染管理認定看護師や医療安全専門の看護師を中心に、病院全体でサポートさせていただいております。


更新履歴
  令和3年9月9日 初版